引用元・Yahoo!ニュース(画像含む)
この記事の内容
東京女子医科大学の3つの付属病院で、100人を超える医師が3月までに一斉退職したことがわかった。
今年度に採用した医師は、この数に到底及ばないという。
この大学では昨年、コロナ対応に追われていた医師や看護師らに対して、「夏のボーナス支給ゼロ」と回答し大騒ぎとなったことも記憶に新しい。
30代医師によると、
「全体で何人の医師が辞めたのか、まだ病院側から正式に知らされていない。
ただ、当直業務ができる医師が、半分になったと聞いた。」とのこと。
医師の一斉退職に関して、東京女子医大の広報室は「回答できない」という返事だった。
この記事では大量退職の決定的な理由は、外勤の廃止という名目での人件費のコスト削減であると指摘。
私立の医大病院に勤める医師給与はかなり低く生活を維持できないため、外勤という外部病院でのアルバイトを行う救済措置が用意されていた。
しかし「外勤をやめなければ給与を下げる」という方針を今年2月に打ち出し、
アンフェアな経営側の姿勢に不信感を募らせた結果大量退職につながったという。
もともと人件費の削減は行われており、その結果黒字経営であったにもかかわらず職員には還元しない。
にもかかわらず募金を求めたり、施設の建て替え費用には莫大な資金を投入していたことも大きな要因の1つである。
実際、20年度の決算はコロナ化においても約50億の黒字を見込んでいるという。
最後に「本当に必要な医師の働き方改革とは、大学病院に勤務する医師がアルバイトをしなくても済む、妥当な賃金を保証して、医療に打ち込む環境を整えることではないだろうか」と締めくくっている。
この記事へのコメント
・記事をよく読むと昨年のコロナ禍中のボーナス削減して利益出してるのに、
今年の給料も削減する経営方針に問題がありそう。
・一年立っているのに、なぜ医療体制を増強できないんだ!!医療者の怠慢だ!!と批判するのは簡単だけど、彼らも人間。職業選択の自由はある。
・お金の使い方が間違っていると思ったら、こんなキツイ仕事はやっていけないでしょう。
・コロナの対応やらで激務なのに待遇が悪ければそりゃ辞めたくなるよね。
・看護師たちのボーナスを削減して、理事長室かなんかの改装に巨額の費用を使った話が前に出てましたよね。
上が腐りきってる。
・私立学校にはよくあること。経営陣が私物化している。
・問題は後期高齢者に高度医療をじゃぶじゃぶ使うこと。
その治療に社会に還元されるリターンはない。
投稿者のコメント
以前ボーナスの問題や理事長室が豪華になった問題がニュースになっていましたね。
いくら頑張っても、待遇が悪化してなおかつ上が腐ってると思ったらやる気もなくなりますよね。